ロボット、千葉ロッテマリーンズについていいかげんなことを書きます。
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WindowsでRTCのインストーラーを作成しようとしたら失敗しました。
PACKAGEというプロジェクトをビルドしたら作成できるはずなのですが、エラーが出ます。
ビルドすると_CPack_Packages/win32/NSISにproject.nsiというファイルが生成されて、このファイルからNSISでインストーラーを作成するみたいなのですが、そこでエラーが出ているみたいです。
ログを見てみるとcmake/rt_middleware_logo.ico、cmake/rt_middleware_logo.bmpというファイルを探しているみたいなのですが、cmakeフォルダにそのようなファイルは存在しません。
画像ファイルをこちらで作成して上のエラーを解決しても、Deselect_required_by_componentというマクロでエラーが出るみたいですね。
そこを乗り越えればインストーラーは作成できるようですが、Deselect_required_by_componentの何が悪いのかが分からないのでどう修正すれば良いのかが分かりません。
詳しい人は教えてください。
以前はNSISではなくWIXでインストーラー作成するようになっていたと思うのですが、変更したのでしょうかね?
cpack_options.cmake.inを読んでみた感じWIXに関する設定も記述してあるように見えるのですが、何故NSISでインストーラーを作成するようになっているのかは分かりません。
確か以前は、
C:\Program Files\OpenRTM-aist\1.1\components\C++\RTC名
にインストールされるようになっていたはずなのですが、
C:\Program Files\RTC名バージョン名
に変更されています。
まあデフォルトがこの場所と言うだけで、こちらで変更はできるみたいですけど。
以前のバージョンでインストーラーを作成したことがないのでハッキリしないのですが、このページには上記の場所にインストールされると書いてあります。
ちなみにINSTALLというプロジェクトをビルドした場合もC:\Program Files\RTC名バージョン名にインストールされます。
以前のようにcomponentsという名前のフォルダにインストールしてくれた方が分かりやすいと思いますが、それが仕様なので仕方ないです。
まあでも個々のRTCでインストーラーを作成するメリットはあまりないようには思います。
できれば複数のRTCをまとめてインストールできた方が簡単ですからね。
というわけでCMakeによるプロジェクト生成、ビルド、インストールまでを簡単にするツールを作ってみました。
ここからダウンロードできます。
GUIの追加ボタンを押してファイルを開くダイアログでCMakeLists.txtを選択してください。
そして保存するといくつかバッチファイル、シェルスクリプトが生成されます。
生成されたバッチファイルを実行すると、選択した全てのCMakeLists.txtでプロジェクト生成、ビルド、インストールをすることができます。
自分で使う分には簡単になったように思いますが、人が使う分にはまだ改善が必要のような感じです。
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全然人が来ない・・・
PACKAGEというプロジェクトをビルドしたら作成できるはずなのですが、エラーが出ます。
ビルドすると_CPack_Packages/win32/NSISにproject.nsiというファイルが生成されて、このファイルからNSISでインストーラーを作成するみたいなのですが、そこでエラーが出ているみたいです。
ログを見てみるとcmake/rt_middleware_logo.ico、cmake/rt_middleware_logo.bmpというファイルを探しているみたいなのですが、cmakeフォルダにそのようなファイルは存在しません。
画像ファイルをこちらで作成して上のエラーを解決しても、Deselect_required_by_componentというマクロでエラーが出るみたいですね。
そこを乗り越えればインストーラーは作成できるようですが、Deselect_required_by_componentの何が悪いのかが分からないのでどう修正すれば良いのかが分かりません。
詳しい人は教えてください。
以前はNSISではなくWIXでインストーラー作成するようになっていたと思うのですが、変更したのでしょうかね?
cpack_options.cmake.inを読んでみた感じWIXに関する設定も記述してあるように見えるのですが、何故NSISでインストーラーを作成するようになっているのかは分かりません。
確か以前は、
C:\Program Files\OpenRTM-aist\1.1\components\C++\RTC名
にインストールされるようになっていたはずなのですが、
C:\Program Files\RTC名バージョン名
に変更されています。
まあデフォルトがこの場所と言うだけで、こちらで変更はできるみたいですけど。
以前のバージョンでインストーラーを作成したことがないのでハッキリしないのですが、このページには上記の場所にインストールされると書いてあります。
ちなみにINSTALLというプロジェクトをビルドした場合もC:\Program Files\RTC名バージョン名にインストールされます。
以前のようにcomponentsという名前のフォルダにインストールしてくれた方が分かりやすいと思いますが、それが仕様なので仕方ないです。
まあでも個々のRTCでインストーラーを作成するメリットはあまりないようには思います。
できれば複数のRTCをまとめてインストールできた方が簡単ですからね。
というわけでCMakeによるプロジェクト生成、ビルド、インストールまでを簡単にするツールを作ってみました。
ここからダウンロードできます。
GUIの追加ボタンを押してファイルを開くダイアログでCMakeLists.txtを選択してください。
そして保存するといくつかバッチファイル、シェルスクリプトが生成されます。
生成されたバッチファイルを実行すると、選択した全てのCMakeLists.txtでプロジェクト生成、ビルド、インストールをすることができます。
自分で使う分には簡単になったように思いますが、人が使う分にはまだ改善が必要のような感じです。
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実行コンテキストの自作の方法について説明しておきたいと思います。
まずはPythonで作成してみます。
前にも言った通り1.1.0-RC1以前と1.1.0-RELEASEでは仕様が大きく変わっています。
とりあえずTestEC.pyという名前のファイルを作成してください。
まずOpenRTM-aistをインポートします。
import OpenRTM_aist
そしてPeriodicExecutionContextを継承したクラスを作成します。
class TestEC(OpenRTM_aist.PeriodicExecutionContext):
def __init__(self):
OpenRTM_aist.PeriodicExecutionContext.__init__(self)
そしてsvc関数に実行コンテキストのスレッドで何を実行するかを記述します。
def svc(self):
while self.threadRunning():
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerPreDo(self)
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerDo(self)
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerPostDo(self)
次に実行コンテキストの初期化関数を記述してください。
ファイル名+Initという名前の関数から実行コンテキストを動的にロードするようになるので、関数名には注意してください。
def TestECInit(manager):
OpenRTM_aist.ExecutionContextFactory.instance().addFactory("TestEC", TestEC, OpenRTM_aist.ECDelete)
あとはrtc.confに以下のように記述すれば使えるようになります。
manager.modules.load_path: TestEC.pyの存在するディレクトリへのパス
manager.modules.preload:TestEC.py
exec_cxt.periodic.type:TestEC
ここで注意すべきなのはTestEC.pyまでのパスで、これはRTCを実行したフォルダからのパスになります。
例えば、
python TestRTC.py -f conf/rtc.conf
とした場合、rtc.confの存在するconfフォルダではなく現在のフォルダからのパスを指定しなければならないので注意してください。
以前作成したrtc.conf設定用ツール、複合コンポーネント作成支援ツールを使えばファイルを開くダイアログでファイルを選ぶだけで上記の設定を記述した設定ファイルを作成することができます。
次にC++版の作成方法を説明します。
TestEC.h、TestEC.cppというファイルを作成してください。
TestEC.hから編集します。
まずは必要なヘッダーファイルを読み込みます。
#include <rtm/RTC.h>
#include <rtm/Manager.h>
#include <rtm/PeriodicExecutionContext.h>
そしてPeriodicExecutionContextを継承したクラスを作成して、コンストラクタとsvc関数を宣言しておきます。
classTestEC : public virtual PeriodicExecutionContext
{
public:
TestEC();
virtual int svc();
};
そして外部からTestECInit関数を明示的リンクできるように以下の記述を追加します。
extern "C"
{
DLL_EXPORT void TestECInit(RTC::Manager* manager);
};
次にTestEC.cppを編集します。
まずはTestEC.hをインクルードします。
#include "TestEC.h"
次にコンストラクタ、スレッド実行関数を記述してください。
TestEC::TestEC() : PeriodicExecutionContext()
{
}
int TestEC::svc(void)
{
do
{
std::for_each(m_comps.begin(), m_comps.end(), invoke_worker());
}while (m_svc);
}
最後に実行コンテキストの初期化関数を定義します。
extern "C"
{
void TestECInit(RTC::Manager* manager)
{
manager->registerECFactory("PeriodicExecutionContext", RTC::ECCreate, RTC::ECDelete);
}
};
次にビルドするためにVC++のプロジェクトを作成してみるわけですが、ここではCMakeからプロジェクトを作成するためのCMakeLists.txtを作成してみます。
cmake_minimum_required (VERSION 2.6)
#プロジェクト名
project(TestEC)
#OpenRTM-aistのパッケージ検索find_package(OpenRTM REQUIRED)
#インクルードするヘッダーファイルの存在するディレクトリへのパスを設定
include_directories(${OPENRTM_INCLUDE_DIRS})
include_directories(${OMNIORB_INCLUDE_DIRS})
#/dオプションの設定add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
add_definitions(${OMNIORB_CFLAGS})
#リンクライブラリの存在するディレクトリへのパスを設定
link_directories(${OPENRTM_LIBRARY_DIRS})
link_directories(${OMNIORB_LIBRARY_DIRS})
#Test#C.cppから動的ライブラリを作成するように指定ADD_LIBRARY(TestEC SHARED TestEC.cpp)
#リンクするライブラリの指定
target_link_libraries(TestEC ${OPENRTM_LIBRARIES} )
他にも必要なライブラリがある場合は前回の記事のように追加してください。
後はCMakeしてプロジェクトを作成後、VC++で開いてビルドしてください。
Linuxの場合は以下のコマンドを入力してください。
cmake .
make
単純にビルドするだけであればこれで良いのですが、統合開発環境で開発した方が僕はやりやすいので、
cmake . -G "CodeBlocks - Unix Makefiles"
と入力してCode::Blocksで開発した方が良いかもしれないです。
そして先ほどと同じようにrtc.confを編集します。
manager.modules.load_path: TestEC.dll、soの存在するディレクトリへのパス
manager.modules.preload:TestEC.dll(.so)
exec_cxt.periodic.type:TestEC
これで使えるようになるはずですが、配布する場合はビルド済みのdllも付属させた方が使いやすいと思います。ダウンロード先でビルドが失敗する可能性もありますし、そもそもCMakeがインストールされていない可能性もあります。違う環境で使いたい場合のみビルドしてもらうぐらいなら事故も少ないと思います。
ライセンスには注意する必要はあるわけですが、OpenRTM-aist、OmniORBはLGPLなのでこれだけなら大丈夫だと思います。
前回のRTMコンテストで実行ファイルを付属させているにもかかわらず、必要なDLL(64bit用OpenRTM-aistのDLL等)を付属させていない作品が多かったように思います。
ライセンスを気にしたのであれば、そもそもヘッダーファイルを読み込んだビルド済み実行ファイルを付属させている時点でアウトの可能性があるので考える意味はありません。ライセンスを記述したtxtファイルを付属させてください。
追記:そういえばRTCの配布に関してはライセンスは自由に決めて良いとかだったと思うので問題はありませんでした。
そういえばOpenRTM-aistの公式サイトが更新されています。
どうにもRTCビルダの動作確認が不十分だと思うのですけど大丈夫なのでしょうかね?
一度更新されると何年も更新されないので不安です。LibreOfficeみたいに2か月に1回更新するぐらいの更新頻度なら問題ありませんが、そもそも開発に関わっている人数が少ないので無理だと思います。
まあ生成したコードをこちらで修正すれば大丈夫な場合がほとんどみたいなので大丈夫か。
メーリングリストでRTCビルダで生成した***impl.h、****impl.cppに関する不具合が幾つか報告されているみたいです。
RC4以前から発生していた現象のように思うのですけど、どうなんでしょうね?
ManipulatorCommonInterface_Common.idl、ManipulatorCommonInterface_DataTypes.idl、ManipulatorCommonInterface_MiddleLevel.idlを使ってimplファイルを生成した時ですが、相当な数のエラーが出て何か所も修正した記憶があります。
まあこちらで生成したコードを修正すれば対応できるので仕様かどうかが判断しづらいところではあるとは思います。開発者サイドが仕様と言えば仕様、バグと言えばバグになる程度だと思います。
今更ですが、僕はRC4で生成したコードはCMakeが通らなかったので今までRC3を使っていました。本当に今更なのでどうでもいいのですけど。
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まずはPythonで作成してみます。
前にも言った通り1.1.0-RC1以前と1.1.0-RELEASEでは仕様が大きく変わっています。
とりあえずTestEC.pyという名前のファイルを作成してください。
まずOpenRTM-aistをインポートします。
import OpenRTM_aist
そしてPeriodicExecutionContextを継承したクラスを作成します。
class TestEC(OpenRTM_aist.PeriodicExecutionContext):
def __init__(self):
OpenRTM_aist.PeriodicExecutionContext.__init__(self)
そしてsvc関数に実行コンテキストのスレッドで何を実行するかを記述します。
def svc(self):
while self.threadRunning():
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerPreDo(self)
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerDo(self)
OpenRTM_aist.ExecutionContextBase.invokeWorkerPostDo(self)
次に実行コンテキストの初期化関数を記述してください。
ファイル名+Initという名前の関数から実行コンテキストを動的にロードするようになるので、関数名には注意してください。
def TestECInit(manager):
OpenRTM_aist.ExecutionContextFactory.instance().addFactory("TestEC", TestEC, OpenRTM_aist.ECDelete)
あとはrtc.confに以下のように記述すれば使えるようになります。
manager.modules.load_path: TestEC.pyの存在するディレクトリへのパス
manager.modules.preload:TestEC.py
exec_cxt.periodic.type:TestEC
ここで注意すべきなのはTestEC.pyまでのパスで、これはRTCを実行したフォルダからのパスになります。
例えば、
python TestRTC.py -f conf/rtc.conf
とした場合、rtc.confの存在するconfフォルダではなく現在のフォルダからのパスを指定しなければならないので注意してください。
以前作成したrtc.conf設定用ツール、複合コンポーネント作成支援ツールを使えばファイルを開くダイアログでファイルを選ぶだけで上記の設定を記述した設定ファイルを作成することができます。
次にC++版の作成方法を説明します。
TestEC.h、TestEC.cppというファイルを作成してください。
TestEC.hから編集します。
まずは必要なヘッダーファイルを読み込みます。
#include <rtm/RTC.h>
#include <rtm/Manager.h>
#include <rtm/PeriodicExecutionContext.h>
そしてPeriodicExecutionContextを継承したクラスを作成して、コンストラクタとsvc関数を宣言しておきます。
classTestEC : public virtual PeriodicExecutionContext
{
public:
TestEC();
virtual int svc();
};
そして外部からTestECInit関数を明示的リンクできるように以下の記述を追加します。
extern "C"
{
DLL_EXPORT void TestECInit(RTC::Manager* manager);
};
次にTestEC.cppを編集します。
まずはTestEC.hをインクルードします。
#include "TestEC.h"
次にコンストラクタ、スレッド実行関数を記述してください。
TestEC::TestEC() : PeriodicExecutionContext()
{
}
int TestEC::svc(void)
{
do
{
std::for_each(m_comps.begin(), m_comps.end(), invoke_worker());
}while (m_svc);
}
最後に実行コンテキストの初期化関数を定義します。
extern "C"
{
void TestECInit(RTC::Manager* manager)
{
manager->registerECFactory("PeriodicExecutionContext", RTC::ECCreate
}
};
次にビルドするためにVC++のプロジェクトを作成してみるわけですが、ここではCMakeからプロジェクトを作成するためのCMakeLists.txtを作成してみます。
cmake_minimum_required (VERSION 2.6)
#プロジェクト名
project(TestEC)
#OpenRTM-aistのパッケージ検索find_package(OpenRTM REQUIRED)
#インクルードするヘッダーファイルの存在するディレクトリへのパスを設定
include_directories(${OPENRTM_INCLUDE_DIRS})
include_directories(${OMNIORB_INCLUDE_DIRS})
#/dオプションの設定add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
add_definitions(${OMNIORB_CFLAGS})
#リンクライブラリの存在するディレクトリへのパスを設定
link_directories(${OPENRTM_LIBRARY_DIRS})
link_directories(${OMNIORB_LIBRARY_DIRS})
#Test#C.cppから動的ライブラリを作成するように指定ADD_LIBRARY(TestEC SHARED TestEC.cpp)
#リンクするライブラリの指定
target_link_libraries(TestEC ${OPENRTM_LIBRARIES} )
他にも必要なライブラリがある場合は前回の記事のように追加してください。
後はCMakeしてプロジェクトを作成後、VC++で開いてビルドしてください。
Linuxの場合は以下のコマンドを入力してください。
cmake .
make
単純にビルドするだけであればこれで良いのですが、統合開発環境で開発した方が僕はやりやすいので、
cmake . -G "CodeBlocks - Unix Makefiles"
と入力してCode::Blocksで開発した方が良いかもしれないです。
そして先ほどと同じようにrtc.confを編集します。
manager.modules.load_path: TestEC.dll、soの存在するディレクトリへのパス
manager.modules.preload:TestEC.dll(.so)
exec_cxt.periodic.type:TestEC
これで使えるようになるはずですが、配布する場合はビルド済みのdllも付属させた方が使いやすいと思います。ダウンロード先でビルドが失敗する可能性もありますし、そもそもCMakeがインストールされていない可能性もあります。違う環境で使いたい場合のみビルドしてもらうぐらいなら事故も少ないと思います。
ライセンスには注意する必要はあるわけですが、OpenRTM-aist、OmniORBはLGPLなのでこれだけなら大丈夫だと思います。
前回のRTMコンテストで実行ファイルを付属させているにもかかわらず、必要なDLL(64bit用OpenRTM-aistのDLL等)を付属させていない作品が多かったように思います。
ライセンスを気にしたのであれば、そもそもヘッダーファイルを読み込んだビルド済み実行ファイルを付属させている時点でアウトの可能性があるので考える意味はありません。ライセンスを記述したtxtファイルを付属させてください。
追記:そういえばRTCの配布に関してはライセンスは自由に決めて良いとかだったと思うので問題はありませんでした。
そういえばOpenRTM-aistの公式サイトが更新されています。
どうにもRTCビルダの動作確認が不十分だと思うのですけど大丈夫なのでしょうかね?
一度更新されると何年も更新されないので不安です。LibreOfficeみたいに2か月に1回更新するぐらいの更新頻度なら問題ありませんが、そもそも開発に関わっている人数が少ないので無理だと思います。
まあ生成したコードをこちらで修正すれば大丈夫な場合がほとんどみたいなので大丈夫か。
メーリングリストでRTCビルダで生成した***impl.h、****impl.cppに関する不具合が幾つか報告されているみたいです。
RC4以前から発生していた現象のように思うのですけど、どうなんでしょうね?
ManipulatorCommonInterface_Common.idl、ManipulatorCommonInterface_DataTypes.idl、ManipulatorCommonInterface_MiddleLevel.idlを使ってimplファイルを生成した時ですが、相当な数のエラーが出て何か所も修正した記憶があります。
まあこちらで生成したコードを修正すれば対応できるので仕様かどうかが判断しづらいところではあるとは思います。開発者サイドが仕様と言えば仕様、バグと言えばバグになる程度だと思います。
今更ですが、僕はRC4で生成したコードはCMakeが通らなかったので今までRC3を使っていました。本当に今更なのでどうでもいいのですけど。
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CMakeでFine~.cmakeファイルや~Config.cmakeファイルを作るのが難しいのかと思っていましたが、そんな事なかったみたいです。
単純にインクルードパス、ライブラリパス、ライブラリ名を変数に設定しているだけでした。
何を勘違いしていたのでしょうね?
例えば、OpenRTM-aistでは、
インクルードパス:OPENRTM_INCLUDE_DIRS
ライブラリパス:OPENRTM_LIBRARY_DIRS
ライブラリ名:OPENRTM_LIBRARIES
プリプロセッサシンボル:OPENRTM_CFLAGS
という変数を設定していて、
include_directories(${OPENRTM_INCLUDE_DIRS})
link_directories(${OPENRTM_LIBRARY_DIRS})
target_link_libraries(プロジェクト名 ${OPENRTM_LIBRARIES})
add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
のようにCMakeファイルに記述すれば使うことができるというわけですね。
とは言っても環境変数等を設定していないと使えないライブラリもあるので、具体的に色々なライブラリを使いながら試してみます。
以前作成した実行順序設定可能な実行コンテキストのビルドを自動化するためのCMakeファイルを作成したので、これを例にして説明してみます。
まず、この例ではOpenRTM-aist、Lua5.1、Qt5、Boost、Luabindを使用しています。
パッケージの検索は以下のようにして行います。
find_package(Qt5Widgets REQUIRED)
find_package(OpenRTM REQUIRED)
find_package(Boost REQUIRED)
find_package(Lua51 REQUIRED)
Luabindは調べた限りはですがCMakeに対応していないみたいなので、
set(LUABIND_PATH "luabind-0.9.1")
include_directories(${LUABIND_PATH})
set(luabind_srcs ~)
ADD_LIBRARY(プロジェクト名 SHARED ${srcs} ${luabind_srcs})
自分でパスを設定して、こちらでソースコードからビルドするようにしています。
なのでluabind-0.9.1をダウンロードしてきてCMakeLists.txtと同じフォルダにコピーしてください。
Boost、Luaに関してはCMakeをインストールしたフォルダのshare/cmake-3.2/ModulesにFindBoost.cmakeとFindLua51.cmakeがあるのでこれを使えます。
ここでBoostはBOOST_ROOT、LuaはLUA_DEVという環境変数にインストールしたディレクトリへのパスを設定しておく必要があります。
Luaはインストーラーでインストールした場合は自動的に設定されます。
OpenRTM-aist、Qtは環境変数PATHから検索します。
具体的には、
ここで問題なのはOpenRTM-aistはRTM_ROOT、OpenRTM-aistで使用しているOmniORBではOMNI_ROOTという環境変数を設定しておく必要があると言うことです。
後は以下のようにCMakeファイルに記述してください。
Qtだけは使い方が大きく異なります。
まずQtではシグナルやスロットを動作させるために、mocによるコンパイルを行いmocファイルを生成する必要があるわけですがそのために、
set(CMAKE_AUTOMOC ON)
・・・・
qt5_wrap_cpp(moc_ファイル名.cpp ファイル名.h)
と記述しておく必要があります。
あとリソースファイルの設定は、
qt5_add_resources(QRC ファイル名.qrc)
add_library(プロジェクト名 SHARED ${srcs} ${QRC})
のようにqt5_add_resourcesでリソースファイル追加後、コンパイルするファイルを追加すれば使用できるようになります。
そして最後に、
QT5_USE_MODULES(プロジェクト名 Widgets)
と記述すればインクルードパス、ライブラリパスが設定されるみたいです。
確かにCMakeは使いこなせば便利なツールだと思います。
ただ非常に使いづらいのが問題ですが。
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単純にインクルードパス、ライブラリパス、ライブラリ名を変数に設定しているだけでした。
何を勘違いしていたのでしょうね?
例えば、OpenRTM-aistでは、
インクルードパス:OPENRTM_INCLUDE_DIRS
ライブラリパス:OPENRTM_LIBRARY_DIRS
ライブラリ名:OPENRTM_LIBRARIES
プリプロセッサシンボル:OPENRTM_CFLAGS
という変数を設定していて、
include_directories(${OPENRTM_INCLUDE_DIRS})
link_directories(${OPENRTM_LIBRARY_DIRS})
target_link_libraries(プロジェクト名 ${OPENRTM_LIBRARIES})
add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
のようにCMakeファイルに記述すれば使うことができるというわけですね。
とは言っても環境変数等を設定していないと使えないライブラリもあるので、具体的に色々なライブラリを使いながら試してみます。
以前作成した実行順序設定可能な実行コンテキストのビルドを自動化するためのCMakeファイルを作成したので、これを例にして説明してみます。
まず、この例ではOpenRTM-aist、Lua5.1、Qt5、Boost、Luabindを使用しています。
パッケージの検索は以下のようにして行います。
find_package(Qt5Widgets REQUIRED)
find_package(OpenRTM REQUIRED)
find_package(Boost REQUIRED)
find_package(Lua51 REQUIRED)
Luabindは調べた限りはですがCMakeに対応していないみたいなので、
set(LUABIND_PATH "luabind-0.9.1")
include_directories(${LUABIND_PATH})
set(luabind_srcs ~)
ADD_LIBRARY(プロジェクト名 SHARED ${srcs} ${luabind_srcs})
自分でパスを設定して、こちらでソースコードからビルドするようにしています。
なのでluabind-0.9.1をダウンロードしてきてCMakeLists.txtと同じフォルダにコピーしてください。
Boost、Luaに関してはCMakeをインストールしたフォルダのshare/cmake-3.2/ModulesにFindBoost.cmakeとFindLua51.cmakeがあるのでこれを使えます。
ここでBoostはBOOST_ROOT、LuaはLUA_DEVという環境変数にインストールしたディレクトリへのパスを設定しておく必要があります。
Luaはインストーラーでインストールした場合は自動的に設定されます。
OpenRTM-aist、Qtは環境変数PATHから検索します。
具体的には、
- C:\Program Files (x86)\OpenRTM-aist\1.1\bin、C:\Qt\Qt5.4.1\5.4\msvc2013\binにパスを通す
- binという名前のディレクトリの親ディレクトリからcmake、libフォルダを検索
- OpenRTM-aistはcmakeフォルダにOpenRTMConfig.cmakeがあるのでこれを使う
- Qtの場合はさらにlibフォルダ内のcmakeフォルダを検索
- cmakeフォルダ内のパッケージ名(Qt5Widgets)という名前のフォルダを検索
- Qt5WidgetsフォルダにQt5WidgetsConfig.cmakeがあるのでこれを使う
ここで問題なのはOpenRTM-aistはRTM_ROOT、OpenRTM-aistで使用しているOmniORBではOMNI_ROOTという環境変数を設定しておく必要があると言うことです。
後は以下のようにCMakeファイルに記述してください。
include_directories(${OPENRTM_INCLUDE_DIRS})
include_directories(${OMNIORB_INCLUDE_DIRS})
include_directories(${Boost_INCLUDE_DIRS})
include_directories(${LUA_INCLUDE_DIR})
add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
add_definitions(${OPENRTM_CFLAGS})
add_definitions(${OMNIORB_CFLAGS})
link_directories(${OPENRTM_LIBRARY_DIRS})
link_directories(${OMNIORB_LIBRARY_DIRS})
link_directories(${Boost_LIBRARY_DIRS})
target_link_libraries(プロジェクト名 ${OPENRTM_LIBRARIES} ${LUA_LIBRARIES} ${Boost_LIBRARIES})link_directories(${Boost_LIBRARY_DIRS})
Qtだけは使い方が大きく異なります。
まずQtではシグナルやスロットを動作させるために、mocによるコンパイルを行いmocファイルを生成する必要があるわけですがそのために、
set(CMAKE_AUTOMOC ON)
・・・・
qt5_wrap_cpp(moc_ファイル名.cpp ファイル名.h)
と記述しておく必要があります。
あとリソースファイルの設定は、
qt5_add_resources(QRC ファイル名.qrc)
add_library(プロジェクト名 SHARED ${srcs} ${QRC})
のようにqt5_add_resourcesでリソースファイル追加後、コンパイルするファイルを追加すれば使用できるようになります。
そして最後に、
QT5_USE_MODULES(プロジェクト名 Widgets)
と記述すればインクルードパス、ライブラリパスが設定されるみたいです。
確かにCMakeは使いこなせば便利なツールだと思います。
ただ非常に使いづらいのが問題ですが。
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全然人が来ない・・・
C++版のRTCをインストールすると/usr/local/components/libにインストールされるのは前から言っている通りですが、Python版の場合は
/usr/share/openrtm-1.1/components/python/RTC名バージョン番号
にインストールされるみたいですね。
これだけインストールされる場所が違うと分かりづらいとは思いました。
あとサービスポートを使ったRTCでmake installと入力したときに、C++版では前回の記事のようにCMakeLists.txtの編集が必要になるわけですが、Python版でもそのままではインストールさせてくれません。
サービスポートを使った場合IDLファイルが/usr/share/openrtm-1.1/components/python/RTC名バージョン名/srcにコピーされるみたいなのですが、何故かIDLファイルをidlフォルダではなく直下のフォルダから探してしまいます。
なのでidlフォルダにあるIDLファイルを一つ上のディレクトリにコピーしておいてください。
あとmakeと入力すればIDLファイルをコンパイルできるはずですが、これもIDLファイルを直下のフォルダから探します。通常通りidlcompile.shを使えばIDLファイルのコンパイルはできるので問題はないのですが、こちらでやりたい人は同じように直下のフォルダにIDLファイルをコピーしてください。
ということを考えると、どうにも直下のフォルダのCMakeLists.txtが怪しいですね。
そう思ってCMakeLists.txtを読んでみると、そもそもPython版ではidlフォルダのCMakeLists.txtは使っていないみたいです。
まずは、
という感じでIDL_FILESという変数にIDLファイルの名前を入力します。
そして以下のコードでインストールするように指定しているみたいです。
ここでインストールするファイルは先ほど指定したIDL_FILESをそのまま指定しているためidlフォルダではなく直下のフォルダからIDLファイルを探してしまったみたいです。
IDLのコンパイルするときも同じです。
つまり変数IDL_FILESを指定するところで、
と修正すればインストールもIDLコンパイルも出来るようになるはずです。
・・・と思いきやインストールは成功しましたけど、makeでIDLのコンパイルをすると何故かbinという名前のフォルダにファイルが生成されてしまいます。まあ別にidlcompile.shを使えば良いので全く問題はないのですが、気になる人はメーリングリストで報告でもしてください。
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/usr/share/openrtm-1.1/components/python/RTC名バージョン番号
にインストールされるみたいですね。
これだけインストールされる場所が違うと分かりづらいとは思いました。
あとサービスポートを使ったRTCでmake installと入力したときに、C++版では前回の記事のようにCMakeLists.txtの編集が必要になるわけですが、Python版でもそのままではインストールさせてくれません。
サービスポートを使った場合IDLファイルが/usr/share/openrtm-1.1/components/python/RTC名バージョン名/srcにコピーされるみたいなのですが、何故かIDLファイルをidlフォルダではなく直下のフォルダから探してしまいます。
なのでidlフォルダにあるIDLファイルを一つ上のディレクトリにコピーしておいてください。
あとmakeと入力すればIDLファイルをコンパイルできるはずですが、これもIDLファイルを直下のフォルダから探します。通常通りidlcompile.shを使えばIDLファイルのコンパイルはできるので問題はないのですが、こちらでやりたい人は同じように直下のフォルダにIDLファイルをコピーしてください。
- C++版ではIDLファイルのコピーが問題なくできる
- idl/CMakeLists.txtの内容はC++、Python版どちらも同じ
ということを考えると、どうにも直下のフォルダのCMakeLists.txtが怪しいですね。
そう思ってCMakeLists.txtを読んでみると、そもそもPython版ではidlフォルダのCMakeLists.txtは使っていないみたいです。
まずは、
set(IDL_FILES ""
test.idl
)
という感じでIDL_FILESという変数にIDLファイルの名前を入力します。
そして以下のコードでインストールするように指定しているみたいです。
install(FILES ${IDL_FILES} ${EXEC_FILES} ${OTHER_SRCS}
DESTINATION "${INSTALL_PREFIX}/src"
COMPONENT "sources")
ここでインストールするファイルは先ほど指定したIDL_FILESをそのまま指定しているためidlフォルダではなく直下のフォルダからIDLファイルを探してしまったみたいです。
IDLのコンパイルするときも同じです。
つまり変数IDL_FILESを指定するところで、
set(IDL_FILES ""
idl/test.idl
)
と修正すればインストールもIDLコンパイルも出来るようになるはずです。
・・・と思いきやインストールは成功しましたけど、makeでIDLのコンパイルをすると何故かbinという名前のフォルダにファイルが生成されてしまいます。まあ別にidlcompile.shを使えば良いので全く問題はないのですが、気になる人はメーリングリストで報告でもしてください。
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全然人が来ない・・・
例のツールの一部を修正しました。
少しは使いやすくなったかなと思います。
とりあえず動作例を作ろうと思ってOpenRTM-aist-1.1.1-Releaseをインストールしたときに付いてくるRTCビルダでRTCを作っているのですが、少し引っかかる点がありました。
LinuxでRTCをビルド後にmake installと入力すると/usr/local/components/libにRTCがインストールされるわけですが、何故かサービスポートを使用したRTCはインストールに失敗しました。
エラーの内容はこんな感じです。
include/ArmController/CMakeLists.txtで、
のPARENT_SCOPEはオプションなので最後に付加する必要があるわけですが、サービスポートを使うと間に入ってしまってPARENT_SCOPEという名前のファイルを探してしまうみたいですね。
とりあえずこちらで編集して対応することにします。
というかRTCビルダの以前のバージョンだとPARENT_SCOPEのオプション自体がなかったのでエラーが出なかったみたいなのですけど、何でこんな変更をしたのでしょうね?
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全然人が来ない・・・
少しは使いやすくなったかなと思います。
とりあえず動作例を作ろうと思ってOpenRTM-aist-1.1.1-Releaseをインストールしたときに付いてくるRTCビルダでRTCを作っているのですが、少し引っかかる点がありました。
LinuxでRTCをビルド後にmake installと入力すると/usr/local/components/libにRTCがインストールされるわけですが、何故かサービスポートを使用したRTCはインストールに失敗しました。
エラーの内容はこんな感じです。
CMake Error at include/ArmController/cmake_install.cmake:36 (FILE):
file INSTALL cannot find
"/root/RobotArmController/include/ArmController/PARENT_SCOPE".
Call Stack (most recent call first):
include/cmake_install.cmake:37 (INCLUDE)
cmake_install.cmake:39 (INCLUDE)
include/ArmController/CMakeLists.txtで、
set(hdrs ArmController.h
PARENT_SCOPE
ManipulatorCommonInterface_CommonSVC_impl.h
ManipulatorCommonInterface_MiddleLevelSVC_impl.h
)
のPARENT_SCOPEはオプションなので最後に付加する必要があるわけですが、サービスポートを使うと間に入ってしまってPARENT_SCOPEという名前のファイルを探してしまうみたいですね。
とりあえずこちらで編集して対応することにします。
というかRTCビルダの以前のバージョンだとPARENT_SCOPEのオプション自体がなかったのでエラーが出なかったみたいなのですけど、何でこんな変更をしたのでしょうね?
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