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以前読んだ本の中に「馬鹿になれる男が勝つ!(著者:中村修二、発行所:三笠書房、発行年:2004年1月10日)」がある。
この本には日本の研究者の待遇は欧米に比べて非常に悪いという風なことを書いてある。
どうやら、日本では研究者は金目的でやるのは邪道みたいな認識があるようです。
経営者が儲けるのはよくて、なぜ研究者が儲けるのは悪いのかについて疑問を呈しています。
たしかに、研究費を出すのは経営者側かもしれないですけど、
研究者だって遊びでやってるわけではないんです。
中には楽しんでやってる天才的な人もいるかもしれませんけど、その人でも趣味でやってるんじゃないです。
真剣なんです。
僕は研究者の卵の卵ぐらいに存在なので、あまり説得力はないですが。
研究者の待遇が悪いとかの理由で、中村さんはアメリカに行ったそうですが、
僕は待遇が悪くとも日本に留まるほかありません。なぜかというと英語が全くできないからです。
やりたくもない英語を勉強するぐらいなら待遇が悪いほうがましです。
というより、英語に時間をかけてたら、肝心の研究ができません。
しかし、英語をやりたくないのはやまやまだけど、
才能がないので英語ぐらいやっておいたほうが良いのかと思うときもあります。
この本の42ページに「”鈍くさい子”が神童をいつか追い越すわけ」という節があります。
以下に引用します。
「子供の頃から才気ばしったような子供が、大人になってからも才気煥発かというと、決してそうではないだろう。いやむしろ、子供の頃に鋭敏だといわれ、何にでもよく気がついて、勉強もすぐにわかって点数がいいような子は、大人になってからは大成しないものだと思う。」
僕は子供のころ、非常に出来が悪かった(いまでもあまり良くはない。)ので、こういうのを読むと自信になります。小学校入るときなんか、親が本気で特殊学級に入れられないか心配したそうです。
まあ、でも出来の悪さが常軌を逸していたので、
この本での”鈍くさい子”の枠に入るかどうかはわかりませんが。